保険入っといてよかったと思うことが、海外にいると度々ある。

実は今も。やっと2週間前から続いててた咳が止まったのは、結局病院でもらった薬のおかげ。風邪のひきはじめのころは自然治癒を狙ってたけど、あまりに咳がひどくて、特に夜中は咳が止まず寝れない夜が続いたから、耐えきれなくて病院へ行ったんだ。

血液や肺の検査をして特に大きな病気ではないことがわかったけど、しばらくは安静にしてなさいという助言と薬をもらった。その薬がよく効いた。

診察代も薬代も保険でカバーできたから、自腹の必要はない。保険万歳、ありがたやー、だよ。

今回はそんな保険の話で、MM2Hビザの本申請に必要な医療保険の加入について書いていく。

代理店を頼らない個人申請でMM2Hビザの取得を目指す場合は、マレーシアでの医療保険の入り方も、もちろん自分で調べなくちゃいけない。

ここにぼくの場合を記録しておく。マレーシアのどこの保険会社を選んでどのプランに入ったかわかるので、安心してほしい。

MM2Hビザを取得するにはマレーシアの医療保険が必要

MM2Hの本申請の前には、以下の手続きを終えてなくちゃいけない。

  1. 預託金の定期預金
  2. 健康診断
  3. 医療保険への加入
  4. セキュリティボンド用紙へのスタンプ

1. 預託金の定期預金 と 2. セキュリティボンド用紙へのスタンプについてはもう書いた

マレーシアの銀行口座開設のまとめ。MM2Hの定期はCIMBが正解
MM2H セキュリティボンドとは?用紙に記入してハンコを押すだけ

3. 医療保険への加入が今回のテーマだ

MM2hビザの申請は個人で進めるか、代行業者へ依頼するか2つの方法がある。

代行業者へ任せると、自分でないと役所が発行してくれない書類を集めるような作業以外は、業者がぜんぶやってくれるから楽だ。

個人申請の場合は、全部自分で行動して解決しなくちゃいけない。銀行へ役所へ奔走するのは、体力的にきついのは当然だけど、すべてが自己責任というプレッシャーで精神的にもツライんだよね。

でもやらなくちゃね。仮承認レターを手に入れた今、MM2Hビザの取得はもう目前まで迫ってるよ。

医療保険の加入については、何も難しく考えなくていい。適当な保険会社を見つけて行けば、解決する。

加入すべきプランは、マレーシアで生じる病院代をカバーすることを条件に自由に選べる。保険会社の窓口に相談してきめればいい。

マレーシアの医療水準の高さに驚いた

万が一のときに備えて、保険のことと一緒にマレーシアの医療事情についても知っておいた方がいい。

マレーシアの病院はハイレベルだ。日本よりもひょっとしたら高いかもしれないレベルの医療設備とサービスは、移住生活の間も旅行中の緊急時にも十分頼れる。

僕が診察してもらったことのあるのはクアラルンプールとペナンの病院だ。病院へ行くきっかけは両方とも大した事ない風邪だったけど、念のために精密検査もしてくれて、その頃はだいぶ健康診断に行ってなかったので、すごくありがたかった。

日本人スタッフか日本語通訳者がいる病院もある。症状を伝えるのが英語だと苦労するよね。体が弱ったときはなおさらだ。

保険会社はブキビンタンの東京海上を選択

Sungei Wang Plaza(スンガイ・ワン・プラザ)という庶民的なショッピングモールで、MM2H用の健康診断を受けたあと、ブキビンタンの街を歩いてると偶然にTOKYO MARINE(東京海上)の文字を掲げる大きなビルを発見した。

中へ入りヘ、エレベータを昇るためのキュリテイパスをもらう。カスタマーサービスのあるフロアへ行く。何階だったかは忘れた。

小さなオフィスの中のソファで5分ほど待つと、日本語を話す担当者を紹介された。すぐにMM2Hビザ用の保険だなと察してくれて、話はトントンと進んだ。

実は東京海上に来る前、通りがかった保険会社へ入ってみたんだ。MM2Hビザ用に1番安い保険に入りたいとサービスカウンターで告げると、僕の英語が悪かったのか、どうも要領を得ない表情で保険案内用のパンフレットを手渡された。サンキューと言って出てきたよ。

そこと比べて東京海上の話の進み具合は速かった。すぐに保険申込書に記入を終え、保険証書を手に入れた。

保険プランは1番安いやに加入した

本格的な移住の時期はまだ未定いで、長居したとしても三ヶ月は超えない僕にもっとも適切な保険は、クレジットカード付帯の海外保険だ。

だから東京海上保険は、1番安いプランにした。

リアルに移住は考えてなくて、投資目的でMM2Hを計画してる人も、同じく最低限の補償だけの最安値のプランで問題ない。

リタイア世代の人は、日本での国民健康保険との兼ね合いもあるだろうし、保険料への価値観は個人差もあるので、保険担当者とじっくり相談してから決めよう。

日本の保険でもマレーシアをカバーしているなら、MM2Hビザ用に許可されるという話もある。確かめてみたらいい。

保険会社の選択肢は多い。東京海上以外に日系だと三井住友海上(MSIG)。保険料が安いとよく噂を聞いたのはPacific Insuranceだ。