マレーシアへ移住しても仕事がなければ生活できない。
マレーシアに仕事があるかどうか。移住の前に一番心配なことだ。
- そもそもどうやってマレーシアの仕事を探せばいいのか?
- 日本でマレーシアの求人へ応募できるの?
これらの疑問への答えが、今回の記事のテーマだよ。
もしいまゆっくりとできる時間のあるひとは、ぜひ最後まで読んでいってほしい。
マレーシア移住後の仕事の探し方、日本でもできるマレーシアの就職活動の方法がわかるから。
実は日本にいてもマレーシアの仕事は探せる
リタイア世代に特に人気の高かったマレーシアへの移住。でも、最近は現役バリバリに働く若い世代からの注目も集めてる。
現役世代には、リタイア世代と違って年金収入はない。貯金の額も、まだ悠々自適に暮らしていけるほど貯まってない。だから、マレーシアで仕事がないと生きていけない。
できれば日本にいるうちに仕事を見つけておけば安心だ。
実は日本でもマレーシアの仕事を探せる。下のリンク先のような転職サービスに登録すると、マレーシアだけでなく海外就職の求人情報が見られる。海外就職にどんなスキルが必要なのかわかるので、情報収集目的で登録してみるのもいいだろう。
最初に実際の求人の傾向を知ってから、この記事を読むと、さらにマレーシアでの仕事事情を理解できると思う。
移住ビザではマレーシアで働けない
僕は、マレーシアへの移住ビザを持ってる。
移住ビザを取るきっかけは、その前の長期滞在。
移住ビザを取得する2から3年くらい前かな。クアラルンプールとペナンでそれぞれ2ヶ月の長期滞在をしたことがある。
クアラルンプールは首都。ペナンはリゾートアイランド。
ライフスタイルの異なる都会と田舎で、合計4ヶ月のプチ移住生活を満喫したあと、この国なら住めると確信した。それで、2017年についに移住ビザを取得したんだ。
移住ビザは、正式名称をMM2Hビザというよ。
MM2Hビザを取るのは本当に苦労したよ。
普通は手続きを代理店経由でするけど、ぜんぶ自分でやったから
MM2Hビザは、マレーシアへの10年滞在が認められている。
でもMM2Hビザでは、実は就労が許されていない。移住ビザでは働くことが禁止なんだ。
一応MM2Hビザでも、50歳以上は20時間のバイトができる。でも僕はまだその年齢に達してないから働けない。
もっと詳しくMM2Hビザに知りたければ、下の記事を読むといい。
MM2Hビザの条件やメリット、取得方法も説明してる。
MM2Hビザとは?10年間のマレーシア移住を叶える夢の切符を入手した
幸運なことに、僕はネットさえあれば仕事ができる。
稼ぎは日本円で入ってくるから、仕事のことは気にせずMM2Hビザを持って移住生活を続けていける。
でも、もしあなたが仕事をしながらマレーシアで生活することを計画しているなら、気をつけて。
仕事しながらマレーシアで生活したいなら、目指すのは移住ビザじゃない。就労ビザだ。
マレーシアで働くには就労ビザが必要
マレーシアで合法的に働くには、マレーシア政府から許可を取らなくちゃいけない。その許可が就労ビザだ。
就労ビザを取得せずに働く行為が見つかると、かなり厄介なことになる。
マレーシアから日本へ強制送還、最悪な場合はマレーシアへの再入国禁止もありえる。
就労ビザの手続きは、就職先さえ見つかれば心配しなくていい。就職が決まった会社が就労ビザの手続きを代行してくれるからだ。
ただその会社があなたに就労ビザを発行するには、いくつか条件がある。その中で注目したいのが下の条件。
最低月額給与は5,000リンギット以上であること。
マレーシアの会社は少なくとも5,000リンギット以上の給料を日本から来る社員に払わなくちゃいけない。払わなければ、マレーシア国から就労ビザの発行を許してもらえないんだ。
リンギットはマレーシアのお金の単位。為替レートは常々変動する。この記事を書く2017年の10月の1リンギットは26円だ。
ここからはややこしいので、リンギットを日本円に換算してお話するね。
就労ビザで決められた最低の月給は5,000リンギット、つまり日本円で13万円。
つまり、マレーシアで働く場合は、少なくとも13万円の給料がもらえる。
月給13万円は、あなたにとって少ないかな、多いかな?
マレーシア現地人の給料の相場
月給13万円は、日本水準で考えるとあまり良い待遇じゃないよね。
多くの若者は、月に13万円なんて安すぎるよ。そんなので生活していけるのかと不安になるはず。
でも焦らないで。マレーシアの大卒初任給は7万円に満たない。だいたい6万5千円くらいが平均だといわれているよ。
ということは、そういうこと。
新卒で入社したばかりのマレーシア人よりも2倍の給与がもらえるわけだ。
それならなんとなく食べてはいけそうだ。
クアラルンプール 1ヶ月の生活費
でも実際に13万円でどんな生活が送れるのかを見せてくれないと、やっぱり不安だよね。
そこで僕を事例にしよう。ちょっと恥ずかしいけど、リアルにこれは僕自身の生活費の内訳だ。
クアラルンプールで、ある1ヶ月の生活費の内訳だよ。
家賃 | 5.5万円 |
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食費 | 3.7万円 |
現金払い(使途不明金) | 3.7万円 |
交通費 | 1.5万円 |
旅行 | 3.8万円 |
特別な支出 | 0.6万円 |
通信費 | 0.2万円 |
消耗品 | 2.6万円 |
合計 | 21.6万円 |
13万を超えているじゃないか?
そうなんだ。だってこれは2人分だから。奥さんも含めての生活費だ。
もし一人暮らしだったら、生活費はどれくらいかかるのかな?
奥さんがいなくて一人暮らしになっても、あまり家賃は変わらない。
大きなワンルームの部屋だったから。一人でもこれくらいの大きさはやっぱり欲しい。
食費を含めた他の生活コストがだいたい半分から60%くらいで済むと思うから、全体的には70%にあたる12.96万円くらいが一人分になるのかな。
この月の交通費と旅費は異常。MM2Hビザの更新のため毎日役所や銀行までタクシーに乗ってた。マレーシア国内の旅行に2回も行った。他の月なら、こうもタクシーには乗らないし、旅行にだって行かないよ。
だから成人ひとりが普通に暮らすのに必要な生活費は、13万円に抑えられる。いっても15万円。断言する。
クアラルンプール 1ヶ月 13万円の生活とは
日本で13万円に生活費を抑えようとすると、かなり工夫が必要だろう。特に生活費の3分の1以上を占める家賃が難題。
昔大阪に住んでいたことがある。払ってた家賃は5万5千円だった。
築何年だったかな。かなり古くて、恐いくらいボロボロ。ワンルーム。
立地だけは良かった。頑張れば梅田の繁華街まで歩ける距離だった。夜飲んだあとでも、タクシーが不要で便利だったよ。
部屋の広さは五畳半。足の踏み場がなくなるから普通のベッドは置かずに、パイプを組み立てて使うロフトベッドにした。
ロフトベッドって僕が学生の頃に流行ってたんだよね。
狭いのには、すぐに慣れた。掃除が楽だったから、ものぐさな僕にはあの部屋のサイズで良かったのかも。
ユニットバスも狭かった。シャワーしてる途中に体のあちこちが壁にぶつかるのが苦痛だったなあ。
それもすぐに慣れたけどね。ユニットバスも狭いおかげで、掃除は丸洗い。シャワーでビッシャビシャに水をかけられるのが楽だった。
懐かしいなあ。いま思い出してみるとクアラルンプールの部屋と同じ程度の家賃だったんだね。
クアラルンプールで5万5千円だと、日本の20万円級のコンドミニアムに住める。
僕が実際にクアラルンプールで住んでた家を紹介するよ。
41階建てで、最上階まで登れば街を一望できる展望デッキがあった。高所恐怖症なので一度行ったきりだけど。
1階はセキュリティスタッフが24時間常駐している。オートロックのロビー入り口から入り、セキュリティスタッフへ挨拶を交わし奥へ進むとエレベーターホールがある。カードキーを通せばエレベーターへ乗れる。防犯はバッチリ。
僕の部屋は23階にあった。途中の6階にはプールとジムがあるから、上昇する途中のエレベーターへときどき運動に疲れた人たちが乗ってくる。
子供も混じっているのは、同じフロアに子どもたちが安全に遊べるプレイルームと、集中して勉強や読書ができるリーディングルームがあるからだ。
家族が子どもたちと一緒に遊べる施設がコンドミニアムの中に充実しているのはいい。子どもがいたら特に利用したいなあと思ったのが、キッチンスタジオ。料理に全く苦労しない完璧な台所設備と40人くらいが着けるテーブル。子供の友達を大勢呼んで、誕生日パーティーとかしたら最高に盛り上がりそう。
5万5千円でこんな住居を持てるなんて。夢じゃなくマレーシアならではの現実だ。
マレーシアの食費についても少し説明しておく。
マレーシアのローカルフードの味と安さに惚れこんだ。1食300円もしない。日本のB級グルメが好きな人なら、確実に口に合うよ。
もちろん毎日をジャンクフードで満たすのは健康にも悪いし、いくら好きでも飽きるよね。
たまには自炊もしよう。スーパーで買う食材の値段は日本の半分。おまけに質も半分とまではいかないけど劣化するのは事実。料理の仕方で工夫する。
南国フルーツを安く買えるのもたまらない。いつもマンゴーとドラゴンフルーツをストックしてる。朝食にちょうどいいんだ。
雰囲気の良いレストランでゆっくり食事を楽しみたくなる夜もある。クアラルンプールは、世界各国の料理が楽しめる。戸建て一棟がまるごと改装されたレストランは、日本でなら高くて憧れるだけだけ行けない。でも、マレーシアでは気軽にトライできる。お気に入りはインド料理屋さんで、カレーももちろんうまいんだけどタンドリーチキンが一押しで、インド楽器のライブ演奏を聞きながら食べられるのもいい。
無理して食費を節約する必要はない。食べたいときに食べたいものを食べて4万円に満たない。これがマレーシアの食費だ。
内訳の中で、なぜか高い交通費に気づく人がいるかもしれない。
説明しておくとタクシー代だよ。
マレーシアで住む場所はかならず周辺の交通機関を調べておくことが重要。
土地勘のない場所に住居を構えると、あとでアクセスの悪さを知り泣くことになる。
僕が住んでたコンドミニアムはすごく交通の便が悪かったんだ。
マレーシアは超車社会で、クアラルンプールの公共の交通機関はひどく不便。
新米の移住者の給料で買うにはマレーシアの車は高すぎる。
車を買うときローンは組めるけれど、住み始めた直後にいきなり100万円単位の借金は気が引ける。
僕がこれだけタクシーに乗ったのは、この一ヶ月間をMM2Hビザ更新のため奔走したからだ。
銀行や役所へ向かうのに、Uberを毎日使った。1回の乗車賃自体は安いんだけど、積もればやっぱり痛い。
ぼくは基本的に物欲がない。必要最低限のものしか買わない。
洋服なんて4年前に買った短パンをまだ履いてる。奥さんに呆れられてる。でも、マレーシアで服に気を使う必要なんてあるのかなあ。
下手に着飾ってお金持ちのふりをしたら、スリや強盗のターゲットになる怖さもあるし。
お酒は無茶な過去があってドクターストップがかけられた。マレーシアのお酒は高いから、お医者さんに感謝しなくちゃいけないな。
マレーシアの生活はこんな感じ。せかせかお金に振り回されず、自分なりのペースを保って生活できてる。
働けども働けども暮らしが楽にならない日本よりも、13万円のマレーシアの生活の方が豊かだろう。
マレーシア 仕事の探し方
知人にすごいやつがいた。
何の計画も持たずにクアラルンプールに来た。就職活動を始め、3ヶ月間の観光ビザが切れる直前に見事仕事をゲットした。コミュニケーション能力がずば抜けていて、ぐいぐい懐に入ってくる会話術がすごい奴だ。
酒好き。お酒が入るとますます饒舌になる。ある晩にバーで出会った中華系のマレーシア人と意気投合し、それをきっかけに縁故で仕事を紹介してもらった。普通ではありえない話。真似は誰にもできない。
正攻法で行こう。マレーシアの仕事が欲しいならこうする。
日本でマレーシアの求人へ応募する。そのために転職エージェントへ登録する。
マレーシアに限らず海外では即戦力が求められる。
まだ専門性の高いスキルを身に付けていない新卒は遠慮してしまうかもしれない。でもまずは何よりも登録すべき。その理由はひとつ。
- マレーシアでどんな人材が求められているかわかる
企業が出す募集要項を見れば、どんな人材が求められているのか傾向が掴める。
それを知ることがすでに海外就職へ近づくための一歩だ。重要なのは動くこと。動かなくちゃ、自分に何が不足しているかわからない。
下にあげた転職サイトは海外の求人も扱ってる。もちろんマレーシアの求人もある。マレーシアではどんな職種や人材が求められているのかを知るためだけでも登録してみるといいだろう。
日本語のみの仕事はあるの?
ある。
マレーシアは確かに共通言語に英語をあげているけど、働くのに必ずしも英語が必要だとは限らない。
日本人のお客さんを対象にしたコールセンターやレストランは多いよ。求人も出してるから、そこを狙えばいい。
ちなみに、英語を武器に採用を勝ち取ろうとするのは少し無謀だ。語学能力でいったら、マレー系、インド系、中華系が暮らすマレーシアは人材の宝庫だよ。マレーシア人だけでカバーできる言葉をあげてみるね。
英語、北京語、広東語、ヒンドゥー語、マレー語、インドネシア語。
2言語、3言語を話せるマルチリンガルが普通だから、「英語が得意です、どやっ」と日本人がアピールしても、面接官にはチクリとも刺さらないんだ。強みは英語以外のところで表したほうがいい。
以上だよ。
僕の知るマレーシアの仕事について書いてきた。海外就職なんて難しそうだと勝手に決めつけないで。日本人が働きすぎることは、ここマレーシアの人たちにもよく知られてる。もしかすると、日本で働くことの方が難しいかもしれないよ。
50歳すぎ、30年勤めた会社での人関係や今後を考え、若い頃からの海外での仕事。
いまからでも出来るのか?
行動に移している最中。。
とにかく行ってみる。
6月。。