どの旅行においても天気予報は気になるけど、アウトドアなレジャーが多くなりがちな東南アジアへの旅行の場合はなおさら天候は心配。雨季のど真ん中とか悲惨でさ、タイのサムイに行ったときなんて島全部が水浸しになるくらい連日の雨で滞在期間の一ヶ月間はほぼほぼ家にこもってたという悲しい経験がある。

美しいハロン湾

さて、雨季の9月にベトナムはハロン湾へ行ったときのことを書いていこう。世界遺産にふさわしい珍しい景観を穏やかな海を漂い見物できるクルージングが人気の場所だ。

雨季でも楽しめるのかって話だけど結論は最高だったさ。曇り具合がちょうどよくて日差しが強過ぎず甲板に投げ置かれたプラスチックのちゃちなベッドでも気持ちよく寝転びながら半日の船旅ができた。

かけたTシャツとボーボーの足が見苦しいけど本人は上半身裸になって世界遺産の景色と気持ちの良い海風のマリアージュにご満悦中。マリアージュってのはフランス語で結婚という意味。組み合わせの良いワインと料理が互いに魅力を引き出しあうことを表す語でもある。つまりは最高に気持ちよかったってこと。

ベッド

でも、これはものすごく運が良かったんだということを翌朝の雨の音で知る。たった1日ずれただけで楽しむチャンスを失うリスクがあるってこと。雨季怖い。なので普通はやっぱり避けた方がいいと思う。わざわざこの時期に行く場所ではないよ。

半日クルージングは昼の12時から始まる。船が出る港はホテルから歩いて5分くらいなのに送迎してくれた。

港の立派な待合所。ウェルカムドリンクが配られる。

待合室

港の感じ。クルーザーが何隻も。

クルージング

このうちのどれかに乗るらしい。

船

思ってたより小さい船みたいだ。さあ船出だ。

船出

船内に乗り込むとたんランチバイキングのうまそうなにおいがしてくる。お腹すいたなあ。

バイキング

窓の外の景色はまだ出航前なので色気は全然ない。

バイキング

ランチバイキングを食べながら船は沖へ進む。締めにデザートとフルーツ。写真には残さなかったけど食べ放題できる料理は期待してたよりずっと美味だった。ベトナム料理の味付けは基本的に口に合うのだと思う。

ベトナム料理

食事後は甲板へ移動。あちこちに見えるボコボコかわいい岩山の間を船をゆっくりと船が抜けていく。

いわの間

波が全然なくてすごく穏やか。乗り物に弱いから酔い止めを飲んでおいたけど、こんなに優しい海なら飲まなくて平気だったね。

わりと同じような景色が続く。でも飽きない。微妙に岩の形が違うからかな。曇った写真じゃきっと伝わらないけどほんっとーに本当に気持ちがいい。広い空のした涼しい風と解放感をたっぷり感じよう。

二時間くらい進んだところが折り返し地点。岩山が入り組んでて洞窟もある。10人くらいをひと組に船頭付きの小さな木製ボートが連れていく。洞窟を巡るミニツアーか自分でカヤックに乗って気ままにその辺を探検するか選べる。

カヤック

もちろんカヤックをチョイスした。

カヤック乗ります

前方に乗るのはお連れ様。泳げないのとカヤック初体験だから乗る前はそうとうヒビってた。意外にタフで驚いた。すぐに慣れてズンズン漕いで前のめりに進んでいく。

洞窟へも臆さず突入。

洞窟の奥へ

漕いだり休んだりを繰り返してだいたい40分間くらいかな。まさかこんなワイルドな海を堪能できるとは思ってなかった。

そして港へ帰る。帰りも同じような景色だから写真は省略。カヤックで漕ぎ疲れたせいでずっとデッキのベッドで寝てるはめに。

到着。日が沈みかけてるのと街の明かりが灯りかけてるのが良い感じに混ざっててとてもきれい。

到着

昼の12時集合、夜の18時解散。食べ放題のランチも世界遺産の景色もお腹いっぱい満喫できた。